古くても車のニーズは想像以上。どんなにボロボロの車でも売れちゃいます。
二つに切った車や繋いだ車、ただの箱にトラクターのエンジンを繋いだ車まで驚きの車が沢山走っています・・・
100万バーツ以上の車は所有より使用?
日本人従業員の運転を禁止する日系企業は多く「駐在さん=ドライバーさん付き」が一般的です。
「いつかはクラウンならぬいつかはカムリ」とは言いませんが、予算は会社によってそれぞれ。
たま~に羨ましく感じます。
アセアン製以外の完成車の輸入関税は80%。ここに排気量に応じた物品税が35~48%、更に地方税10%に付加価値税7%・・・・って合計145% Σ(・□・;)
日本から輸入で大人気のアルファードは、最低で400万バーツ以上です(1600万円)
細かい話ですが、「乗用車及び収容人数10人以下のバス」の減価償却の上限は100万バーツ。高級車はを買うと減価償却は出来ても全額損金算入ができません。
例えば人気のカムリを150万バーツで買った場合。
5年間毎年30万バーツの減価償却費を計上するものの、損金算入は20万バーツだけ。
差額の10万バーツ×20%=2万×5年=10万バーツは課税されます。←細かい!!
一方、リースは月額36,000THBまでが経費で計上出来ます。※
36,000×60ヶ月=216万バーツ。これならカムリもOKやん。
車持込のドライバーさんの派遣の場合は?
なるほど、いい車に乗るなら所有より使用の方が人気があるのもうなずけますね。
※詳しくは専門家にご確認願います
というわけで、多くの日系企業さんは「リース車+ドライバーさん」や「車持込のドライバーさん」との契約が主流のようです。
またリースだと定期メンテがしっかりあり、比較的新しい車に乗り続けられますし、再リースの選択肢もあります。
100万バーツ以下の世界
前述の、100万バーツ以上の世界の方々から「タイって車検がないんですよね?」と聞かれます。
常に新しい車だから経験ないですよね・・・。
ばっちりあります。
初回の車検は「車7年」「バイク5年」、あとは年車検です。
我々は自社購入なので、買っては売りを繰り返し、ここ2年で3台中古車センターに買い取ってもらいました。
売却実績
バンコクまで往復で300km以上もあるので小さな低燃費車が一番♬
でも、いつかはカムリ??
3台とも1300ccクラスの小型車で、購入価格は約50~60万バーツでした(約200~240万円)。
1台目: 5年使用 走行距離25万キロ 20万バーツ
2台目: 5年使用 20万キロ 15万バーツ 事故車(フレーム歪みあり)
3台目: 6年使用 24万キロ 12万バーツ
日本でしたらお金を払って引き取ってもらう水準では?
新車価格は日本より高いものの「走るうちは値段が付く」という意味では割安なのかもしれませんね。
車保有よもやま話
タイの交通事故率は驚くほど高く、保険はとても大切です。
飲酒運転や薬物中毒者だけでなく動物の飛び出しも頻繁にある為、事故の防ぎようがありません。
残念ながら相手の無保険で自社の保険を使うケースもままあります。
特に郊外は、道路に穴やわだちが多く、前後左右の確認だけでは不十分です。
郊外の一般道の法手速度は90㎞(中には最低速度100㎞もあり)と速く、しかも逆行は日常茶飯事。
サイドカー付きの5人乗りミニバイクや、そもそも車かわからない乗り物まで混在しています。
前にエンジン式の草刈り機がそのままついていました。もちろんハンドルはありません。
ノーコメント
新車を買うと、初年度の保険料が無料となり、保険等級がリセットされたりする点は面白いです。
また、修理部品はそれなりの価格ですが、点検や修理等の人件費で賄うサービス費用は安いです。
ライトが切れて繋いでもらっても、ハンドルをばらしてメンテナンスをしても400バーツ・・・。
驚きの安さです。
まとめ
・車の価値は動く限りゼロにはならず、欲しい人がいる限りそれなりの価格で売れる。
・リースやレンタル等、税制優遇で新車の買い替えを促進させる仕組みが出来ている。
・外国の車や高級車は税金が高い。
・タイの運転には気を付けよう
【まだ使えるのにもったいない】
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