約4か月前の2023年9月28日、タイで3モデル目の「SEAL」が発売開始。
初日に1000台以上が予約されたと発表されました。
この勢いは、バンコクだけでなく地方にまで普及するのか?否か?
大躍進の中国EV勢
11月末にバンコクモーターエキスポが開催され、会場には150万人が足を運びました。
毎回エキスポに行く車好きのお客様から、こんなコメントが。
「今年は凄かった・・・。メインは完全に中国。この勢いはも止まらないわ。」
後でニュースを見てびっくりしました。
今回の、エキスポ開催期間中の自動車販売実績は約5.3万台。
2021年の3.1万台、2022年の3.6万台から大幅回復となりました。
が、気になるのは販売の中身です。
5.3万台の内訳は・・・・・
日系が2万3695台、中国系が2万3268台。
ぎりぎりやん・・・
1位と2位は日本、3~7位は中国勢(゚д゚)!
確か、私がタイに赴任した2014年時点で、日本車の新車販売シェアは上位5社で80%を超えていたはず・・・。
驚きの10年。このスピード感はなんや??
残りはどこ行った?
そう言えば、電気自動車ではないですが、先日弊社の社員も中国製の車を買いました。
MGのピックアップトラック。
スタイリッシュで内装もカッコいい。
ハイラックスのようなパワーはありませんが、走る分には問題ありません。
恐るべし中国勢。
これがタイの流れなのか・・・。
BYDのラインナップ
タイではATTO3(110〜120万バーツ≒460~500万円)に続き、9月からドルフィン(69.9万バーツ≒280万円)が低価格帯で投入され、早速年末にはバンコクで目にするようになりました。
アルメーラやヴィオス(55~70万バーツ)より高いものの、カローラ(100万バーツ)やシエンタ(80万バーツ)を下回るいい価格帯。
既に、首位ATTO3の倍のスピードで販売が進んでいるようです。
注目のSEALは松竹梅で、132.5~159.9万バーツ(530~640万円)。
テスラ社モデル3の175.9万バーツ(704万円)を下回り、同じスポーツモデルで真っ向から勝負に出てきたようです。
本場中国では19万元≒380万円。
2024年春、「日本での価格は500万円前後?補助金漬けで実質300万円台では?」との噂もあります。
価格はさておき、流石に日本で急激な普及はないのでは?と期待予想します。
そとバンコクからの目線
今のところ電気自動車の主戦場は都心限定ですが、静かに郊外にも広がりを見せつつあります。
筆者が住むプラチンブリ県はバンコクから160kmも離れており、既にこんな田舎にまでBYD社のディラー建設計画が進んでいます。
現場まだ更地ですが、グーグルマップには4月開業とあります。
たまにぞうさんが回って来るほどの田舎ですが、ちらほらと充電ステーションを見かけます。
だいたいが空いています。今は・・・
田舎では働く車、ピックアップトラックがまだまだ主役。
BYD社のチラシには「バッテリーは8年か16万kmまで保証」とありました。
ここはタイランド。
こんな使い方でも、バッテリー保証を受けられるのでしょうか?
やはりまだ、近代的な電気自動車や、自動運転の普及等に随分と温度差を感じます。
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